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地球の歴史を人の時間軸で考えてみた

Earth

今年の夏は暑いです。「熱い場所」として有名な熊谷市では、日本の観測史上最高の41.1度を記録したそうです。あんまり嬉しくない記録ですね。もはや日本は温帯ではなく熱帯になったのかもしれません。

地球の気温はなぜ上昇しているか?

このところの気温上昇は、二酸化炭素の排出量が増えたことによる温室効果と言われています。

そうかもしれないし、違うかもしれない。科学は統計を元にその因果関係を研究するわけですが、二酸化炭素の排出量の増加と地球の気温上昇が同じ傾向にあったとしても、それは因果関係によるものではなく、単なる偶然ということもあります。

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もしかしたら「松岡修造が海外に行くと、日本の気温が下がる説」と同じかもしれません。いや、それは違うか。

実は、私は気温上昇が温室効果によるものだという意見には懐疑的です。

そもそも、地球の温度が毎年毎年、過去と同じように推移すると思うことの方が無理があると思います。特に地球が大きな生命体だと考えると、私達の体調が常に変化しているように、ある程度の幅の中で変化していると考える方が妥当です。

地球の歴史は約46億年といわれています。では、人類の歴史は?ということで、Wikipediaで調べてみました。

  • 370万〜100万年前:最初の人類とされるアウストラロピテクス(猿人)出現
  • 約23万年前:ネアンデルタール人の出現
  • 約20万〜19万年前:ホモ・サピエンス(現在のヒト)の出現
  • 約10万年前:ホモ・サピエンスが世界各地に拡がる

人類の歴史について知りたい人は、このサイトも面白いです。

参考
歴史的にみて、最近の「人類の進化」がどれだけスゴイのかよくわかる動画TABI LABO

さすがに、現代人と猿人は違いすぎるので、ホモ・サピエンスの登場が人類の歴史の始まりだと考えると、その歴史は約20万年となります。

地球の歴史が46億年なので、

20万年÷46億年=0.000043

となります。でも、これではよくわかりませんね。

そこでこれを、人の寿命と比較してみましょう。地球の寿命は太陽の寿命と言えますが、その太陽の寿命は約100億年と言われています。

人の寿命を100年と考えると計算が楽で、地球にとっての1億年が人にとっての1年になりますね。そうすると20万年は17時間、1日にも満たないことになります。いかに短いかわかるでしょう。

その一瞬の中で、「昔より暑くなった」とか「寒くなった」とか言っているわけで、そのことを「なにかのせい」と考えることが、果たしてどれだけ意味があるのかと思います。

10万年も100万年も地球にとっては一瞬

地球は大きな磁石で、北極がN極、南極がS極になっていますが、過去の歴史ではこれが何度も逆転していると言われています。

地磁気の磁極は、頻繁に変化していることが観測されている。また、海洋プレートに記録された古地磁気の研究(古地磁気学)によって、数万年~数十万年の頻度でN極とS極が反転していることも知られている。

(Wikipediaより)

また、氷河期があったことも広く知られています。

地球では4万年と10万年の時間スケールで周期的に氷床の発達と後退を繰り返してきており、これらは氷期と間氷期、あるいは氷床拡大期や氷床後退期などと呼ばれる。地球は現在間氷期にあり、最後の氷期(最終氷期)は約1万年前に終わった。

(Wikipediaより)

それぞれ「遥か昔のこと」と思うでしょうが、地球の尺度では1万年はそれこそ一瞬なので、「さっきまで氷河期だった」という感覚かもしれません。

人は地球に生かされている

最近は気候の変化だけでなく、台風や地震、津波などの災害も数多く起こっています。

人類の科学技術がどれだけ発達しても、それらを防ぐことはできません。そういう意味で、私達は地球の支配者などではなく、地球に生かされている非力な存在だと思います。

もっともっと地球のことを考えて、出来るだけ自然を破壊せず、環境を汚染しないように意識することが大切だと思います。

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